〜インドネシア・ジョグジャカルタ〜
ボロブドゥール・プランバナン

2005. 3.24 AM5:00バリからジャカルタに飛ぶ。
前日、ホテルのフロントで
「明日の朝早いから朝ご飯食べられへん。」
って愚痴ってたら、
「今晩の夜10時でも良かったらランチボックス作るよ」
って用意してくれた。(左)言うてみるもんや。
朝5時まだ暗いうちに小さな飛行機に乗り込む(右)
若干の不安。
でも、念願の世界遺産を見に行ける!

 
 
BOROBUDUR
ボロブドゥール遺跡
大きな公園内、物売りを振り払いながらひたすら歩く。
すると見えてきた。遠くにうっすら。
手前には石の重々しい看板(左)
そして最大の目的物につながっているであろう
気が遠くなるような階段(右)
まだ朝だけど、気温は充分あがっている。
・・・のに、この階段。
上るよ。もちろん。
今はまだウキウキ期待感の方が大きいから
楽勝!
 
ついたー!すげーー!!
そこからしばらくはアングリ口を開けて見上げていた。
なんとも・・・壮大だった。
圧倒された。
ガイドさんが「上に登りましょう」と言った。
え?!登ってもいいの?
うれしかった。
てっぺんまで上れるなんて思ってなかったから
また階段ってことも考えず、うれしかった。
 
ボロブドゥールは下から
「欲望の界」=煩悩の世界
「色の界」=煩悩のげだつ
「無色の界」=極楽
になっていて
上にあがるほど神聖なる界に近づいていくって
構造になっている。各階ごとにレリーフが施されている。
第1回廊は釈迦の生涯を説き、第3.4回廊には財善童子の
巡礼。第4回廊は独哨典経など1500点近いレリーフが
ずらーーーっと続く。
 
これは水管。
ユニークな形やけど、それぞれに名前と意味がある
ちゃんとしたレリーフ。
水管までもが
なんだか・・・すげー。
 
左は警護のライオン。いわゆる「こまいぬ」
ボロブドゥールの東西南北の各入り口に配置。
いろんな顔や形があるけど
どれも・・・笑える。
右は階段の横にねそべってあるレリーフ。
どこもかしこも彫刻だらけ!
しかもすごく細かくしっかり彫ってある。
でも、なかには破損の激しい物もまだまだあって
じょじょに修復中らしい。
でも、資金が追いついてないんだとか。
切ない。
 
左はボロブドゥールお掃除隊。
外周りの掃除はアルバイトがやっていて
この中側の掃除は決められた人しか出来ないんだそう。
「選ばれし者」?!
右・・・来ました!いよいよ最上階。
真ん中のひときわでっかいのがメインストゥーパ。
欲望の世界から色の世界を経て
仏教の教えの到達点とされる。
すばらしい・・・の1言。
 
左のまぁるいストゥーパの中には1個に一体仏像が
鎮座している。右のようにストゥーパが崩れて
しまっているのは残念だけど、中の様子が良くわかる。
東サイドの第一円壇の中の1つのストゥーパの中の
仏像の足の裏を触ると願いがかなうとか。
第一円壇を3回ぐるぐる・・・して、
ストゥーパの隙間から手を伸ばし、
中にいる仏像の足の裏をさすりながら願い事。
第一円壇は、願い事をしたい人達がみんな、
ぐるぐるぐるぐる・・・。これが結構な距離だったりする。
 

その後は、日陰をさがしてすわり
しばし世界遺産の上で風にふかれて休憩+水分補給。
で、帰り・・・。
感動で忘れていたけど、この階段があったんや。
上ってきたんよね?これ。
行きはよいよい帰りは・・・。

 
   

途中まで降りて振り返ると
ボロブドゥール遺跡 の全体が観れる広場がある。
自然と穏やかで敬虔な気持ちになっている事に
気が付いた。
未だ全容は解明されていないという、この遺跡に
神秘的な何かを感じた気がする。

 
   
 
PRAMBANAN
プランバナン遺跡

プランバナンにつきました。同じく公園内を歩く。
ふと、犬並みの嗅覚が反応。いい香りが・・・
と、ガイドさん(女)が木に咲いている花をめがけて
ジャーンプ!いいのか?!取っても?しかし、届かず・・・
「い、いいよ。無理しないで。ありがとう」
でも、取ってあげていって、蛙の様にがんばってる。
近くにいたジュース売りのお兄ちゃんがヌッと現れ
さっと、取ってくれた(左)おっとこ前なその振る舞い。
ガイドさんと2人で
「トゥリマカシー!」(ありがとう!)
で取ってくれた、その花は右。ジャスミンに近い香り。

 
ジャスミンみたいなあまーい香りをかぎながら、到着。
プランバナン寺院遺跡。
ボロブドゥールとほぼ同時期に建設されたとされる
この遺跡は、仏教のボロブドゥールとは対照的に
ヒンドゥー教を信仰している。
ボロブドゥールとはまた違った趣がある。
敷地内には6つの聖堂が建っている。
真ん中の一番大きな聖堂にはシヴァ神が。
その両隣はそれぞれブラフマー神、
ヴィシュヌ神の聖堂。その3つの聖堂の向かいに
それぞれの神様の乗り物とされる
ナンディ(牛)ハンサ(白馬)ガルーダ(鳥獣)
がそれぞれ対面の聖堂に奉られている。
 
こちらもやはりレリーフが施されているが
ボロブドゥールよりも完全なかたちで残っている(左)
古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」などをテーマにした
彫刻であるけれども、こちらの方が
宗教にうとい私にもわかりやすかった。
右は「遺跡と山羊」
まだ修復途中の遺跡がれきのなかに山羊の親子。
お散歩中。
世界遺産敷地内がお散歩コースなんてうらやましい。
もちろん飼われている山羊で、ペーターならぬ
山羊飼いのおっちゃんがつれていました。
 

帰り道、振り返って撮った全体図。
やっぱりこちらも、なんだか神々しい。

ボロブドゥール・プランバナン共に
全てが早く修復され
その全容を見てみたいと思った。

 
CANDI PAWON
パウォン寺院
ボロブドゥールと帰りプランバナンに行く途中で
立ち寄った小さな寺院。
シャイレンドラ王朝のインドラ王の遺灰を納めている。
・・・と、されている。(左)
外壁には華麗な彫刻で装飾されている。
モチーフは聖樹カルパターンやキンナラとキンナリー
(半人半鳥)で天界を表現しているとされる。(右)
 
 
MENDUT
メンドゥ寺院

ボロブドゥールとほぼ同時期にシャイレンドラ王朝に
よって建築された小さな寺院。
薄暗い内部にはお釈迦様が仏の教えを示す
「初転法輪」という印を両手で結んでいる。
中は暗すぎて写真をあきらめかけていたときに
大きなアルミの板で外から太陽光を反射させ
シャッターチャンスを地元の方が作ってくれた。

 
入り口の両サイドには神様のレリーフ。
左はいはゆる鬼子母神。
右はいはゆるえべっさん。
日本にも七福神にいますよね。
おんなじ、仏教なんやな〜って思う。
 
「ご神木」ってところでしょうか?
寺院のとなりにでっかくそびえ立つ。
この木の下は、おおきな影が出来ていて
涼しい風がとおる。
ベンチも置いてあり、ほっこりできる。
にわとりもたくさんほっこりしてた。
 
BATIK
バティック
一度ゆっくり見学したかったバティック工場。
右。チャンティンと言う道具を使って
ロウをひく作業。
細かい柄を手作業でひいていく、根気のいる作業。
左はシルクバティックの最終に近い行程で、
シルクの風合いをころさないようにするため
ガソリンで布を洗い、ロウをおとす。
匂いがきついため、マスクをして。
 
プリントバージョン。プリントといっても、
左の写真のような小さな金型を使って
右の写真のように手作業。
柄を合わす熟練の技がいる。
プリントの方が値段は安いが、上の手作業と
変わらないほどの手間はかかっている。
バティックが高価なのが、うなずけた。
 
 
ジョグジャカルタはジョグジャ(平和)カルタ(栄える)と言う意味の2つの言葉をつなげた地名。
ちなみにジャヤカルタはジャヤ(幸せ)カルタ(栄える)らしい。
王宮を中心に形成された古き良き面影を残す古都なのだそう。
オランダ統治時代のコロニアル性も併せ持つ街。
次ぎに来る時には何日か滞在してゆっくり街を見て回りたいと思えた街。
インドネシアの国内便の飛行機に不安はあるけどね・・・。